1989年,”80歳になっても20本以上自分の歯を保とう”という8020運動が提唱されました.20本以上の歯があれば,ほぼ満足できる食生活をおくれるといわれています.現在,8020達成者が50%を超えています(1993年で約10%).また現在,12歳時における一人当たりの永久歯の平均むし歯数も1本を下回りました(1985年で約5本).治療中心の歯科医療から予防歯科へという概念が浸透してきたことも大きく影響していると思われます.

歯の定期的なクリーニングを行ってもむし歯の発生率に大きな変化はないといったネガティブな研究報告も少数あるようですが,大多数は予防の有効性をうたっており,特に定期的な口腔ケア・メンテナンスにより歯の喪失を防ぐ効果があるといった点では間違いないようです(http://www.hiyoshi-oral-health-center.org/appraisal/ 日本における予防歯科のパイオニア的存在である日吉歯科診療所様の疫学的調査結果).

上重歯科医院では患者さんの口腔状態により各々のリコールプログラムを提案させていただいています.

予防にまさる治療法はありません.定期的なお口の管理をおすすめします.